研究課題
若手研究
本研究では、運動による脳の健康増進の分子基盤としての脂肪組織-脳臓器連関の寄与の検証と、その薬理・栄養学的応用性を検討する。研究課題1では、脂肪組織を欠損させたマウスを用いて、運動による学習能力の亢進・情動の改善における脂肪組織の役割を解明する。研究課題2では、脂肪組織特異的なGタンパク質共役受容体の活性化が、脳機能を亢進させる可能性を検証する。以上により、運動による脳機能の亢進をもたらす新規機序としての脂肪組織-脳臓器連関の寄与を示唆するとともに、脂肪組織を標的とした薬理・栄養学的応用(運動模倣剤開発)の可能性を提唱する。