金属人工格子の短波長磁気光学特性の研究

研究課題番号:04224207

代表者

  • 1992年度~1992年度

    • 佐藤 勝昭
    • 研究者番号:50170733
    • 東京農工大学・工学部

この研究課題のドキュメント

研究課題基本情報(最新年度)

  • 研究期間

    1992年度〜1992年度

  • 研究分野

  • 審査区分

  • 研究種目

    重点領域研究

  • 研究機関

    東京農工大学

  • 配分額

    • 総額:1500千円
    • 1992年度:1500千円 (直接経費:1500千円)

研究概要(最新報告)

(1)新しく購入したPEM(光弾性変調器)を用いて、短波長の磁気光学力ー回転および力ーだ円率の測定が可能な分光システムを完成した。特に、従来問題のあった力ー回転角の絶対値および力ーだ円率の絶対値について、校正法を確立し、信頼性のあるデ-タが得られるようになった。

(2)本装置を用いて、Pt/Fe,Pt/Co,Pt/Ni(Co)人工格子の磁気光学効果を1.2〜5.9eVという広いエネルギ-範囲で測定することに成功した。また、シンクロトロン放射光を用いた反射スペクトル測定から光学定数のスペクトルを求めた。

(3)以上の実験より、シミュレ-ション計算の助けを倍り、Pt系金属人工格子の磁気光学効果が、界面にできた6〜8Aの合金属から生じていることを明らかにした。また合金のプラズマエッジが6〜7eVにあることからプラズマエンハンスメントが起きている可能性が示唆された。

(4)Pd系の人工格子についても測定を行い、4eV以上のスペクトルは、Pt系と非常に異ることを明かにした。Pd系でもプラズマ端は6-7eVにあるが、エンハンスの程度は小さかった。

(5)Mn_2Sb/SiOのスペクトルの測定を行い、SiO層の厚みと磁気光学スペクトルの関係を明きらかにした。

以上のように、非常に広い波長範囲における磁気光学スペクトルの測定が可能となったため、従来報告されていなかった新しい効果が明きらかになってきた。また多層膜、人工格子だけでなくPtMnSbのようなバルク材料においても、従来の報告になかった新しい知見が得られており、本研究の波及効果は多大であると考えられる。更に現在、光源の改良によって、7eVまでの測定を目差しており、より多くの情報が得られるものと期待している。

このページのURI

http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/04224207