今世紀における社会哲学と科学技術論の思想史的研究

研究課題番号:05401001

1994年度 研究成果報告書概要

代表者

    • 高幣 秀知
    • TAKAHEI, Hidetomo
    • 研究者番号:00146995
    • 北海道大学・文学部・助教授

研究課題基本情報

  • 研究期間

    1993年度〜1994年度

  • 研究分野

    倫理学

  • 審査区分

  • 研究種目

    一般研究(A)

  • 研究機関

    北海道大学

  • 配分額

    • 1993年度:4000千円 (直接経費:4000千円)
    • 1994年度:2300千円 (直接経費:2300千円)

研究分担者

    • 杉山 滋郎
    • 研究者番号:30179171
    • 北海道大学・理学部・教授
    • 浅見 克彦
    • 研究者番号:10175854
    • 北海道大学・文学部・助教授
    • 佐々木 憲介
    • 研究者番号:50178646
    • 北海道大学・経済学部・助教授

    • 川崎 修
    • 研究者番号:80143353
    • 北海道大学・法学部・教授
    • 今井 弘道
    • 研究者番号:00093188
    • 北海道大学・法学部・教授

研究概要

われわれの共同研究の目的は、近年の人文・社会・自然諸科学の再編への動向のうちにあって、現代における科学・技術の巨大な発展とそれがもたらした成果と問題の社会的意味を学際的に探究するという課題に、総合大学としての北海道大学の特性を充分に生かすことによって応答しようとするところに設定されてきた。科学・技術を通じた自然「支配」と、市場経済・大衆民主主義を通じた社会統合とを両輪とした近代化の過程は、次第にテクノロジーとビューロクラシーとの特殊な結合形態をとるに至るとともに、この現在にあっては既に、自然-社会-文化の様々な場面において停滞と転換への様相を呈示しつつあると認定される。われわれはこうした段階にあって、近代から現代に至る発展と転換との諸相を、科学・技術、政治・法、経済、そして文化のそれぞれの領域にそくして、総合的に、かつ批判的に把握しようとするものである。もとより、こうした遠大な研究課題は単独で、あるいは一挙に解答を得るといった性質のものでは決してありえない。われわれは、それぞれの研究分担領域を具体的に個別化するとともに、現在の具体的事例の考察をその思想史的反省へと媒介するという作業をつうじて、この課題の定礎と打開への方向づけを試みたい。そして、この共同プロジェクトの成果は、「社会思想史学の現在」(仮題、高幣・今井共編著、有斐閣選書)へと集約され公刊されることが確定している。

発表文献

  • 高幣秀知: "自然支配と社会統合、そして諸科学" 北大哲学会『哲学』. 30号. 13-33 (1994),

  • 今井弘道: "官僚制と市民" 『思想』岩波書店. 844号. 38-54 (1994),

  • 加来祥男: "エルバ-フェルト制度 1853-1861年" 北大『経済学研究』. 43巻. 35-46 (1994),

  • 山口友幸: "理由は行為を説明しうるか" 『情況』情況出版. 臨増号. 158-182 (1994)

  • 浅見克彦: "メディア権力論の再構成に向けて" 北大哲学会『哲学』. 30号. 23-39 (1994),

  • 杉山滋郎: "『日本の近代科学史』" 朝倉書店, 214 (1994)

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