代表者
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- 田中 真理
- TANAKA, Mari
- 研究者番号:20217079
- 国際基督教大学・教養学部・講師
研究課題基本情報
研究期間
1993年度〜1995年度研究分野
審査区分
研究種目
一般研究(C)
研究機関
国際基督教大学
配分額
- 1993年度:400千円 (直接経費:400千円)
- 1994年度:400千円 (直接経費:400千円)
- 1995年度:400千円 (直接経費:400千円)
研究概要
1.研究目的
現在、日本語教育において「視点」は学習項目として取り上げられていないが、外国人日本語学習者(NNS)の作る文には視点の不自然な文が多い。それは母語話者(NS)に不自然な印象を与えるだけでなく、複文においては主語が省略されると「ねじれ文」となり聞き手に誤解を与える可能性を持つ。
本研究の目的は、この「ねじれ文」や「視点の不自然な文」を手掛かりに、(1)NNSの複文生成のプロセス、(2)複文内の「視点の統一」、視点の関係する「間接受身」や「受益文」の習得過程を明らかにし、日本語教育における視点・ヴォイス教育を検討するすることである。
2.調査・研究の内容
(1)ヴォイスに関する実態調査のレベル別・母語別分析(中級/上級・英語/中国語の4グループ)
(2)プロセス調査:NNSの複文生成のプロセス
(3)間接受身調査:NSとNNSの間接受身使用状況
(4)文生成テスト:視点・ヴォイスの習得状況(絵を用いた筆記テストで、6レベルの学生の横断的及び縦断的研究)
(1)よりヴォイスの習得には学習レベル、母語の関係していること、(2)よりNNSが文を作るときには単文が基本になっており、単文レベルでの視点には基本的に母語の視点が用いられていること、視点の習得にはいくつかの段階のあること、(3)より間接受身は「持主の受身」以外はNSにおいても必ずしも用いられないこと、(4)より、「視点の統一」「間接受身」は他の「受益文」等よりも習得状況が悪く、これらの習得には学習環境が関係するであろうことが分かった。
3.今後の課題
(1)上記(4)の縦断的研究は継続中
(2)(4)のテストにおけるデータと自然なプロダクションのデータの比較
(3)contexual variabilityとの関係(単文と複文等のlinguistic contextによる「間接受身」の出現率の比較等)
発表文献
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Tanaka,Mari: "A Study of JSL Students' Interlanguage : An Analysis of the Use of the Passive in Complex/Compound Sentences" ICU Language Research Bulletin. 8. 87-117 (1994),

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田中真理,他: "中・上級日本語学習者の「ねじれ文」について-実態調査とプロセス調査から-" 平成6年度日本語教育学会春季大会 予稿集. 31-36 (1994)
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田中真理: "夏期日本語教育コース再考:プレースメントテスト及びプロダクションテストの分析から" ICU日本語教育研究センター紀要. 4. 63-86 (1995)
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田中真理: "視点・ヴォイスの習得-文生成テストにおける横断的及び縦断的研究-" 日本語教育. 88号. 104-116 (1996),

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田中真理: "ヴォイスに関する中間言語研究-複文における「ねじれ文」の研究から" 平成7年度日本語教育助成研究発表会-科研費を中心に-予稿集(文化庁、国立国語研究所、日本語教育学会). 30-35 (1995)
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田中真理: "40周年記念論集 日本語教育の課題(論文標題:第二言語習得における複文生成)" ICU日本語教育プログラム・日本語教育研究センター編, 324,(149-176) (1995)
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