代表者
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- 宮崎 里司
- MIYAZAKI, Satoshi
- 研究者番号:90298208
- 早稲田大学・大学院・日本語教育研究科・助教授
研究課題基本情報
研究期間
2000年度〜2002年度研究分野
審査区分
一般
研究種目
基盤研究(C)
研究機関
早稲田大学
配分額
- 2000年度:1800千円 (直接経費:1800千円)
- 2001年度:800千円 (直接経費:800千円)
- 2002年度:900千円 (直接経費:900千円)
研究分担者
研究概要
本研究は、こうした短期留学生への日本語教育のプログラムの策定と共通教材の開発をめざすことを目的として始まった。本研究は、当センター内の多様な教師が集い、プログラムのあり方・共通教材の開発について協議・検討を行い、さらにその成果を発表することで学外における人的ネットワークや交流を拡充するとともに今後の日本語教育のための新しい基盤を築くという意義をもっている。具体的には、短期留学生が在籍者の中心である、早稲田大学日本語研究教育センター(以下日本語センター)別科日本語専修課程の学生を対象にした、主題別・領域別の、全クラス共通教材作成を目指した。そうした背景には、日本語センターには複数の日本語学・日本語教育関係者が所属しており、教員間で統一的な理念と方法について検証する機会をもつ必要性が高かったことが挙げられる。
平成12年度は、別科に所属する学生の特色や傾向などを踏まえ、教材としてどのようなものが求められているかを協議・検討した。あわせて市販の教材・解説書の類からいくつかのサンプルをとりだし、本研究のモデルとしての使用の可能性をさぐる試みを行った。具体的な開発教材の参考資料として、例えば、教室場面での学生と教師とのインターアクションをビデオ録画し、データ収集するとともに、「文章表現」のクラスでは、学生の成果を今後の分析のために毎回コピーし、保存する作業を続けた。さらに、隔週ごとに、本研究分担者がコーディネーターを務める、別科コーディネーター会を招集し、研究実績の概要に基づいた協議・検討が行われた。早稲田大学は、平成13年度に、大学院日本語教育研究科を設立したが、特色のひとつとして、日本語教育の理論と実践を統合した総合的な「実践研究」クラスを開講しており、留学生のための日本語教育の現場で、実践的な知見を得ている。
平成13年度には、教材の研究開発に着手した。具体的には、研究分担者間で、定期的に会合を開き、新年度に向けた教材開発を手がけた結果、「読解」、「口頭表現」、ならびに「総合」クラス用の試用版教材、および初級向け教科書が作成できた。
最終年度の成果として開発された教材は、日本語研究教育センターの留学生用としてだけではなく、日本語教育学を学ぶ学生にとっても、実証研究のための素材になったと思われるが、今後は、3年間の教材試用版の作成および検討を通して得られた研究成果を公刊し、本研究を通して構築された、学外の留学生日本語教育担当機関とのネットワークを援用した上で、海外の日本語教育機関の日本語教育関係者との意見交換などをはじめとする、さまざまな教育カリキュラム等の連携・協力の可能性を探っていきたい。
発表文献
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川口義一: "初中級レベルの聴解指導-3Eの場合-"早稲田日本語大学日本語研究教育センター. 37. 45-61 (2001),

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鈴木義昭: "中国語初級段階における発話時の「停頓」について-動詞編-"早稲田大学日本語研究. 創刊号. 31-40 (2003),

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宮崎里司: "外国人力士の日本語習得:言語管理と自然習得"早稲田日本語大学日本語研究教育センター. 15. 119-131 (2002),

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宮崎里司: "接触場面の多様化と日本語教育:テレビ会議システムを利用したインターアクション能力開発プログラム"講座日本語教育. 38. 16-27 (2002),

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Satoshi MIYAZAKI: "Japanese Students and Their Cultures of Learning"Language and Learning : dimensions of Our Work, Refereed Proceedings of the National Language and Academic Skills Conference, Monash University. 87-96 (2001)
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蒲谷宏: "『敬語表現』をどのように考えるか"月刊国語教育. 21;10. 20-23 (2001)
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細川英雄: "日本語教育は何をめざすか-言語文化活動の理論と実践-"明石書店. 352 (2001)
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宮崎里司: "言葉と文化を結ぶ日本語教育 イマージョンプログラム入門:インターアクション能力の習得をめざしたコースデザイン"凡人社. 67-80 (2002),

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