代表者
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- 藏田 伸雄
- KURRATA, Nobuo
- 研究者番号:50303714
- 北海道大学・大学院・文学研究科・助教授
研究課題基本情報
研究期間
2004年度〜2005年度研究分野
審査区分
一般
研究種目
基盤研究(B)
研究機関
北海道大学
配分額
- 2004年度:4000千円 (直接経費:4000千円)
- 2005年度:3900千円 (直接経費:3900千円)
研究分担者
研究概要
本研究ではまず、科学技術に関するリスク-便益分析の方法について批判的に検討し、リスク論に社会的公平性を組み込む可能性について検討した。第二に、ナノテクノロジー、遺伝子組換え農作物等の科学技術倫理の諸問題をリスク評価とリスクコミュニケーションの観点から分析した。第三に、リスク論に関して理論的な研究を行った。さらにリスク論と民主主義的意思決定について検討した。第四に、技術者倫理教育の中にリスク評価の方法を導入することを試みた。
まず費用便益分析に基づくリスク論は、懸念を伴う科学技術を正当化するための手段として用いられることがあることを、内分泌攪乱物質等を例として確認した。また研究分担者の黒田はナノテクノロジーの社会的意味に関する海外の資料の調査を行い、アスベスト被害との類似性等について検討した。また藏田は遺伝子組換え農作物に関わる倫理問題について検討し、科学外の要因が遺伝子組換え農作物に関する議論の中で重要な役割を果たすことを確認した。
そしてリスク論に関する理論的研究として、まず予防原則の哲学的・倫理学的・社会的・政治的意味について検討し、その多面性を明らかにした。他に企業におけるリスク管理(内部統制)に関する調査も行った。リスク論に関する哲学的研究としては、確率論とベイズ主義の哲学的含意に関する研究と、リスク論の科学哲学的含意の検討、リスク下における合理的な意思決定に関する研究を行った。
またリスク評価と民主主義的な意思決定に際して、参加型テクノロジーアセスメントや、双方向型のコミュニケーションによって、リスクに関する民主主義的決定モデルが可能となることを確認した。
また技術者倫理教育に関して、研究分担者の間で情報交換を行い、上記の成果を技術者倫理教育に導入することを試みた。
発表文献
雑誌論文
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藏田伸雄: "企業の倫理と技術者の倫理" 誇り高い技術者になろう (黒田 他編 名古屋大学出版会). 223-236 (2004)
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藏田伸雄: "スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発と技術者の倫理" 科学技術倫理を学ぶ人のために (新田 他編 )(世界思想社). 131-148 (2005)
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杉山滋郎: "科学コミュニケーション" 化学技術倫理を学ぶ人のために (新田 他編 世界思想社). 198-222 (2005),

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調麻佐志: "工学教育改革と技術倫理" 科学技術倫理を学ぶ人のために (新田他編)(世界思想社). 88-105 (2005),

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調麻佐志: "最先端技術と法 : Winny事件から" 科学技術社会論の技法 (藤垣裕子編)(東京大学出版会). 199-219 (2005),

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石原孝二: "科学技術のリスク評価とリスク認知" 科学技術倫理を学ぶ人のために (新田他編)(世界思想社). 174-194 (2005)
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石原孝二: "リスクコミュニケーションと技術者倫理" 工学教育 54巻1号. 55-60 (2006)
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新田孝彦: "技術者としていかに行動すべきか" 技術者倫理 (札野順編)(放送大学教育振興会). 79-100 (2004),

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新田孝彦: "科学技術倫理とは何か" 科学技術倫理を学ぶ人のために (新田他編)(世界思想社). 3-24 (2005),

図書
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新田孝彦, 蔵田伸雄, 石原孝二 編: "科学技術倫理を学ぶ人のために" 世界思想社. 287 (2005)
このページのURI
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