研究分担者
研究課題基本情報(最新年度)
研究期間
2009年度〜2011年度研究分野
審査区分
一般
研究種目
基盤研究(B)
研究機関
松山大学
配分額
- 総額:17290千円
- 2009年度:7280千円 (直接経費:5600千円, 間接経費:1680千円)
- 2010年度:4160千円 (直接経費:3200千円, 間接経費:960千円)
- 2011年度:5850千円 (直接経費:4500千円, 間接経費:1350千円)
研究概要(最新報告)
本年度は3年計画の初年度であり、研究グループ各自が研究計画および方法の基礎固めに務めると共に、海外研究者を招聘した国際フォーラムを開催した。この国際フォーラムは、2010年3月22日(月)に嘉悦大学にて、アダム・スミスを中心として経済学と倫理学の方法論的研究を活発に進めているJames Alvey氏、現代経済学に対してその方法論および存在論的意義から活発な批判を展開しているTony Lawsonの2氏を招いて実施された(詳細なプログラムと発表資料は独自のホームページを作成し、公開している)。当日は当研究グループメンバー以外にも佐藤方宣氏(大東文化大学)新村聡氏(岡山大学)福田名津子氏(一橋付属図書館)等14名の参加者があり、活発な討論が交わされた。特に、本研究プロジェクトにとって重要だと思われる論点を以下に記載する。1)スミスの解釈には現代経済学思潮が強く関与している。そのため欧米ではスミスの倫理的側面が見落とされがちであったが、センに見られるように経済学と倫理学との学際的考察が始まっている。そうした状況の中で、哲学と方法論の架橋を試みることは必須の課題であろう。2)(バーク、ケインズ、ハイエクを主として)政治と経済との関連性をどのように方法論的に考えていくか。特に経済学創世期と20世紀とでは状況が非常に違う。3)2)に関して、単なる通史的な研究ではなく、横串を通すとでもいうべき「共通テーマ」的な論点で相互に意識しつつ、討論を重ねる必要がある。4)現代経済学は歴史的な研究方法をとる「思想史」からどのようなことが学べるのか。とくに4)の点に関してはフロアからも活発な討論があり、我々研究グループでも現代経済学の方法論やその批判を念頭に置きつつ研究を重ねる必要性があるとの認識に達した。
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