社会技術相互作用ネットワークから見たプレプリントアーカイブに関する総合的研究

研究課題番号:21700267

代表者

  • 2009年度~2010年度

    • 三根 慎二
    • 研究者番号:80468529
    • 名古屋大学・助教

この研究課題のドキュメント

研究課題基本情報(最新年度)

  • 研究期間

    2009年度〜2010年度

  • 研究分野

    図書館情報学・人文社会情報学

  • 審査区分

  • 研究種目

    若手研究(B)

  • 研究機関

    名古屋大学

  • 配分額

    • 総額:2080千円
    • 2009年度:780千円 (直接経費:600千円, 間接経費:180千円)
    • 2010年度:1300千円 (直接経費:1000千円, 間接経費:300千円)

研究概要(最新報告)

本年度は,紙のプレプリントの作成・流通状況を把握することを目的として,高エネルギー物理学の代表的文献データベースSPIRES-HEPに1969年から1991年に収録された全プレプリント約23万件を対象に以下の4項目に対して調査を行った。1登録件数プレプリントの登録件数は,減少する年もあるが全体としては増加傾向にあり,1991年には約1.8万件が登録されていることがわかった。2学術雑誌掲載率ある年に作成されたプレプリントがその後学術雑誌等に掲載される割合は,最小25.3%,最大59.1%,平均で51.8%であり,1975年以降になると一貫して50~60%前後を示しており,増加傾向にはなかった。3プレプリントの掲載先学術雑誌等に掲載されたプレプリントは,(1)564異なりタイトルに掲載され,(2)掲載数上位のタイトルは上から,Physics Letters B, Physical Review D, Nuclear Physics B, Physical Review Letters, Progress of Theoretical Physicsであり,(3)これら5タイトルで全体の4割強を占め,33タイトルで8割を占めていることがわかった。4即時性プレプリントが学術雑誌等で刊行されるよりもどれだけ早くあるいは遅く作成されたかを調査した結果,全体では作成年と刊行年が同じ年であるものが56.5%と最も多く,次いで刊行より一年以上前が30.4%,一年以上後が13.1%であることがわかった。学術雑誌刊行後一年後に登録されるプレプリントは1980年代初頭まではごくわずかであったが,その後その割合が増加していることがわかった。

このページのURI

http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/21700267