研究課題/領域番号 |
02650370
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
塚口 博司 京都大学, 工学部, 講師 (80127258)
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研究分担者 |
内田 敬 京都大学, 工学部, 助手 (60203535)
三星 昭宏 近畿大学, 理工学部, 助教授 (40088414)
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キーワード | 駐車行動分析 / 駐車場所選択モデル / 駐車場案内システム / 駐車管理 |
研究概要 |
本研究は、ドライバ-の駐車行動を分析し、定常状態における駐車場所の選択行動を表す静的なモデルおよび駐車場の案内・誘導に直接結びつく動的なモデルを構築するとともに、それらのモデルを用いて有効な駐車管理手法を提案することを目的とするものである。 今年度は、大都市都心部での駐車実態調査、ならびに仮想的な駐車条件の下で路上も含めた駐車場所の選択行動に関する実験を行った。静的なモデルに関しては、まず実態調査から得られた実際の駐車場選択行動結果に基づいて集計型の選択モデルを構築した。続いて、現実の場においては種々の選択要因が組み合わされて存在しているとは限らないので、目的地までの距離、駐車料金、混雑状況、取締りの状況を実験計画法に基づいて与えた仮想的な実験を行い、この結果より、路上駐車と路外駐車場間の選択、および路外駐車場の選択を同時に表せる非集計型のモデルを構築した。このモデルの妥当性は実態調査結果を用いて確認した。 動的なモデルの構築に関しては、今年度はこれを具体的に提案するには至っていないが、案内情報提供に伴う行動変化の実験結果を整理するとともに、商業業務地区における案内システムについて調査し、動的なモデル作成の準備を進めた。 駐車管理手法に関しては、主として静的なモデルを用いて、概略的な検討を行った。
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