血清分泌型microRNA(miR)定量によるソラフェニブ効果予測を試みた。screening、validation cohortにより、対象miR絞り込んだ。3ヶ月以上のdisease control (DC)例とnon-DC例、健常者間で血清中miR-181a-5を定量したところ、non-DC群ではDC群、健常者群と比較して有意にmiR-181a-5量は低値であった。BCLC-stage C例を対象として、多変量解析を行い、血清miR-181a-5量が独立して治療開始後のDC、全生存期間に影響することを確認した。血清中miR-181a-5定量により、病勢制御効果が予測できる可能性がある。
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