研究実績の概要 |
本研究の目的は膵癌及び前癌病変の病理検体を用いて、癌細胞および間質それぞれにおけるmiRNA(miR-21,93,210)発現の臨床病理学的意義を検討し、腫瘍の発生や分化、進展との関連を明らかにすることである。
miR-93のin situ hybridization(ISH法)の条件検討を終え、病理組織検体上でmiR-93の検出が可能となった。miR-93はISH法では癌細胞に検出され、癌間質にはほとんど検出されなかった。
この後、統計解析および培養細胞を用いた機能解析を計画していたが、6月末に退職することになったため、研究の途中であったが、研究課題の廃止申請を行った。
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