固体の衝撃圧縮状態を3次元で可視化するための放射光X線パルスを用いた角度分散型の時間分解X線回折法の技術開発を行った。高エネルギー加速器研究機構のPhoton Factory Advanced RingのAR-NW14Aで、高強ガラスレーザーによるレーザー駆動の衝撃波によって加圧されたときのSi単結晶の弾性-塑性変形の振る舞いを時間分解ラウエ回折により観測し、塑性破壊過程を観測した。その後、AR-NW2においてX線集光系を用いて角度分散型X線回折測定法の評価および、Si(111)における(004)の回折点を角度スキャンなしに測定することに成功した。
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