研究課題/領域番号 |
18K12972
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研究機関 | 東北福祉大学 |
研究代表者 |
石附 敬 東北福祉大学, 総合福祉学部, 准教授 (20463200)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 未収金 / 特別養護老人ホーム / ソーシャルワーク / 生活相談員 / 経済的虐待 |
研究実績の概要 |
2020年度は,初年度に実施した東北6県の特別養護老人ホームを対象とした未収金の実態調査の研究結果を日本老年社会科学会全国大会で発表した。
南東北地方の特別養護老人ホームの中で,未収金問題を抱え解決に取り組んでいる施設を対象にインタビュー調査を実施する予定であったが,新型コロナウィルスの全国的な流行下において実施は困難と判断した。2021年度に,新型コロナウィルスの感染状況を踏まえ,調査先に負担をかけない形で実施する方法を検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究は特別養護老人ホームの生活相談員を対象に,訪問型のインタビュー調査を予定していたが,新型コロナウィルスの流行下において要介護高齢者の居住する当該種別の施設に訪問することが感染防止の観点から困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は2019年度に実施した東北6県を対象にした調査の報告書を郵送配布し,インタビュー調査の協力者を新たに募る。また,コロナ禍の対応として,調査参加者が訪問による調査とオンラインによるインタビュー調査を選択できるよう準備をする。
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次年度使用額が生じた理由 |
東北南3県に所在する特別養護老人ホームのうち、利用料未収金問題の解決を経験しておりインタビュー調査に協力可能な施設を対象に調査実施を構想していたが、新型コロナウィルスの流行により、2020年度の実施を断念した。2021年度は、調査協力先を20件を目標に確保し、コロナ禍の状況に合わせてオンラインによるインタビューという選択肢も含めて実施を予定している。助成金は、主にインタビュー調査の旅費、謝礼、音声データのテキスト化に使用予定である。
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