研究課題
(1) 靭帯、筋肉などの軟部組織を含めた運動器の動きを3次元動画で表現するシステム開発1 簡易版関節動画作成プログラム開発関節動画作成プログラムを一般病院でも使える形にするために簡便化ソフトを作成中である。また、3次元的な解剖学、運動学の教科書の上肢版をほぼ完成させた。この中で筋肉の動きなどを組み込ませるソフトを開発した。2 靭帯モデル作成プログラム開発前腕骨間膜の靭帯距離計測を行い、生体でも靭帯のバイオメカニクスを解析することが可能となった。遠位骨間膜の遠位橈尺関節に対する安定化効果について新たな概念を提供した。また肘靭帯損傷例などに行われる靭帯再建術の最旨適ルートを知るために生体肘の内側側副靭帯の各線維の機能長変化を測定した。(2) 病的なキネマティクスを解析関節リウマチ手関節部分固定術後の動きを解析しその動きがダーツスロー運動という生理的運動であることを証明した。これによりこの手術の正当性が証明された。また、解剖標本から手指MP関節尺側変位のメカニズムを解析し橈側副靭帯再建術が有効であることを示唆し、臨床に応用し良好な成績を残した。
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