研究課題
本研究では、最終的に、外科医の技量に応じた質の高いフィードバックと明確なトレーニングストラテジーを提供する革新的で科学的な内視鏡外科手術トレーニングプログラムをパッケージとして開発することを目標としている。申請者らの開発した腸管縫合シミュレータを用いて、外科医の腸管モデル縫合中の動作の工程解析とビッグデータ解析技術を融合させた縫合の定量的品質評価により、1.術前計画と術中の操作による相違点の自動抽出、2.熟練医の無駄のない動作と高品質の手術結果との関係を解明した。さらに、縫合トレーニング前後の縫合結紮手技の数理学的解析により、3.熟練医の自然で安定した手の動き、4.トレーニングの有効性、5.トレーニング後にスコア低下を来たす集団の特徴を抽出した。本年はトレーニング前に行ったパーソナリティー評価との関連を統計学的に解析したところ、術者のパーソナリティー毎に手術結果が異なることが判明した。パーソナリティー毎にトレーニング方法を最適化することにより、術者のラーニングカーブを、ひいては手術成績を改善させる可能性が示唆された。
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