研究課題/領域番号 |
22255001
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
生態・環境
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
市野 隆雄 信州大学, 学術研究院理学系, 教授 (20176291)
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連携研究者 |
上田 昇平 信州大学, 理学部, 研究員 (30553028)
乾 陽子 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (10343261)
平尾 章 筑波大学, 菅平実験センター, 助教 (20447048)
坂本 洋典 玉川大学, 脳科学研究所, 研究員 (70573624)
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研究協力者 |
小松 貴 九州大学, 熱帯農学研究センター, 学振特別研究員
丸山 宗利 九州大学, 総合研究博物館, 助教 (80512186)
市岡 孝朗 京都大学, 大学院人間環境学研究科, 教授 (40252283)
清水 加耶 京都大学, 大学院人間環境学研究科, 研究員
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 種間関係 / 共生 / 寄生 / 共進化 / 東南アジア熱帯雨林 / アリ植物 / シジミチョウ / カメムシ |
研究成果の概要 |
アリ植物オオバギ属は,多様な共生者(アリ・カイガラムシ)および寄生者(シジミチョウ・カメムシ・タマバエ・ナナフシ)と緊密な相互作用を持つ.本研究では,この系の著しい種多様化が,寄生者と共生者の対抗的な共進化によってもたらされたという仮説を,7者の系統多様化解析によって検証した.その結果,この7者系は,約2000万年前に起源した植物-アリ共生が基盤となり,逐次的に他の群集メンバーが参入することで形成されたこと,および寄生者の寄主特異性が極めて高いことが明らかになった.これらの結果は,共生者と寄生者が対抗的な共進化を起こすことで種特異化がすすみ,それが系全体の多様化を促進したことを示唆する.
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自由記述の分野 |
生態・環境
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