研究課題
本年度は次のような研究成果を得た。1.コグニティブ無線通信システムにおけるセカンダリ・ユーザの通信品質解析コグニティブ無線通信システムにおいてはプライマリ・ユーザの帯域利用が開始されるとセカンダリ・ユーザを使用中の当該スペクトラムを開放し、他の空き帯域を探す必要があり、これはスペクトラム・ハンドオフと呼ばれている。スペクトラム・ハンドオフの頻度が高いと強制切断の可能性が高くなり、かつシステムの処理負荷が増大する。本研究では、セカンダリ・ユーザの通信成功確率、平均ハンドオフ回数、通信可能な平均データ伝送量、リンク継続確率を取り上げ、その導出を行った。数値計算実験では、プライマリ・ユーザおよびセカンダリ・ユーザのトラヒック量が各種性能評価量に与える影響を検討した。2.コグニティブ無線通信における協調型チャネルセンシングコグニティブ無線通信においては、スペクトラム・ハンドオフに際して他の回線の使用状況を知る必要があり、各セカンダリ・ユーザが独立してセンシングするのは非効率的であり、即応性に欠けるため、これらユーザが強調してセンシングすることで、効率と精度を高めることが可能である。数理モデルに基づき、その性能解析を行い、最適なセンシング方式に関する検討を行った。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Journal of Industrial and Management Optimization
巻: 10 ページ: 21-40
巻: 未定 ページ: 掲載予定
Journal of Industrial and Management Optimizatio
巻: 10 ページ: 113-129
Wireless Networks
巻: vol. 19, no. 5 ページ: 607-617
10.1007/s11276-012-0488-2