2014年8月に西村明の"Transforming cost design into environmentally conscious cost design in Japan: likelihood and problems for further development"がJournal of Management Control (2014) 25:55–75 DOI 10.1007/s00187-014-0190-xに受理・掲載された。本論文はインターネット上において誰でも無料にて閲覧できる形で公開されている。 2014年11月には茨城県つくば市にて開催されたEcoBalance2014に参加しドイツ、オランダ等のライフサイクル・マネジメントの研究者にEUにおけるライフサイクル・コスティングの研究状況についてヒアリングを行った。本会議においてマルシェ工科大学(イタリア)のHarald Otto教授からは「日独米における環境研究の文化的側面における比較」という特に持続可能性の研究を中心とした未発表のサーベイ論文(英文、2300語)を本研究の成果の一部として提出頂いた。 2015年2月には大阪商業大学の和田伸介教授に同行頂きドイツ現地調査を実施した。本調査においてはミュンヘン周辺の環境ビジネスに係わる4つの企業にライフサイクル・コストに対する取り組みと経営戦略における環境保護の位置づけについてインタビューを行った。また、アウグスブルグ大学のBernd Wagner教授の研究チームと2時間にわたる会議を行い、マテリアルコスト会計とライフサイクル・コスティングを統合した理論構築の可能性についてディスカッションを実施した。
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