研究課題
本研究では,外国人児童生徒および帰国児童生徒のための「教科指導」と「生活指導」のノウハウを収集・整理し,ネットワークを通じて情報提供する枠組みを提案する。このような世界中からアクセスできるデータベースを構築することで,担当する教員が,帰国・外国人児童・生徒の学習経験やカリキュラムの特徴を知り,それにあわせたリメディアル教育や接続教育を効果的に提案していくことができる。また,将来,帰国・外国人児童・生徒を受け入れる高等教育においても,初等・中等教育でのカリキュラムを理解することで,接続を重視した学習指導,教材開発が可能となる。本年度は,教師連携をすすめるためSNS構築の利用者を広く募るとともに,利用者間の情報交流をさらにすすめるため,本プロジェクトに参加する教師のためのワークショップ,デモンストレーションを企画した。2013年4月にフィリピン・セブ島・ビサヤ地域日本語教師会(Association of Nihongo Teachers in the Visayas:ANT-V)主催の2nd Japanese Language Education Conference in CEBUで中等教育の日本語教師を含むフィリピン人日本語教師向けのコースデザインのあり方について講演を行った。さらに,教師が情報交換を行うためにポータルサイト(Moodle:https://lms.katoyukari.net/)を立ち上げ,国内の高等学校で帰国生教育に当たる日本語教師の参加を募った。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (9件) 備考 (1件)
International Journal for Educational Media and Technology
巻: vol.6 ページ: 51-60
教育システム情報学会誌
巻: vol.29, No.1 ページ: 63-68
http://www.katoyukari.net/project.html