研究課題/領域番号 |
25350851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
西多 昌規 自治医科大学, 医学部, 講師 (10424029)
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研究分担者 |
加藤 敏 自治医科大学, 医学部, 教授 (30194814)
須田 史朗 自治医科大学, 医学部, 講師 (40432207)
菊地 千一郎 自治医科大学, 医学部, 講師 (60323341)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 睡眠 / 認知遂行機能 / 労働環境 / 医療従事者 / 生理学 / 脳機能画像 |
研究概要 |
今年度は、医療従事者の睡眠状態と脳高次機能についての予備実験を実施した。今年度の補助金は、主に上記の実験を試行するための機材(パソコンなど)およびソフトウェアの購入費に当てられた。データ保存や参考文献の購入も、併せて行った。 1.医療手技実験を行う練習機器を購入し、実験デザインを準備した。すでに配備している簡易光トポグラフィでの実験のため、刺激提示およびデータ解析用のパソコン、ソフトウェアを、補助金を用いて購入した。 2.データを保存するためのデータ保存機器(ハードディスクドライブなど)を、補助金を用いて購入した。 3.睡眠と認知遂行機能、精神状態についての神経的基盤に関する知見を得る目的にて、関連書籍を、補助金を用いて購入した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験計画については、本学倫理審査委員会の承認を得ることができた。予備研究を重ね、本研究の実験例を2例実施したところである。
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今後の研究の推進方策 |
症例数を増やし、来年初年度での学術集会にて成果を発表する予定である。実験デザインについては修正を求められる可能性もあるため、実験を修正しながら行っていく。実験計画のもう一つの骨子である地域医療従事者の調査については、マンパワーから難しい状況になりつつある。現実的に実施可能かどうかを本年度中に見極めたい。
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次年度の研究費の使用計画 |
脳機能研究では予測よりも実験・解析部品に費やす費用が少なかったこと、地域医療従事者の睡眠状況調査が進まなかったことが原因として考えられる。 次年度は実験データの解析作業を進めていく。その上で解析ソフトなど、今後出費が必要となる物品も発生する。予定よりも遅延している地域医療従事者の睡眠状況調査も、簡易睡眠記録装置などの導入を検討している。
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