研究課題
挑戦的萌芽研究
文楽における人形遣い間の協調を調べるために,(1)「ず」が合図として重要なのかどうか,(2)主遣いの「ず」の出し方が経験に依るかどうか,ならびに(3)人形遣い間の呼吸の同期が演技において「息が合う」ことを意味するのかどうかを検討した.その結果,(1)「ず」が協調の重要な合図として機能していること,(2)「ず」の出し方は経験に依らないこと,(3)呼吸の同期は演技において「息が合う」ことを意味はしないことが示唆された.
認知科学