本研究では,産業廃棄物である焼酎粕を用いた電気二重層キャパシタ(EDLC : electric double-layer capacitor)の電極材料への応用を行った。焼酎粕の賦活実験において、KOHの重量配合比率を炭素:KOHを1:0.5~1:8まで変化させ活性炭材料を作製し、EDLCの電極としての評価を行った。EDLCの静電容量の掃引速度依存性をCV(Cyclic voltammetry) 法、Cole-Cole plotにより調査し静電容量および内部抵抗を算出した。その結果、賦活温度900℃,比率1:7で作製した焼酎粕活性炭は市販品と比較して高い静電容量を維持した。
|