研究成果の概要 |
関節リウマチ(RA)の滑膜におけるIFN-γ, IL-17, TNF-αの発現パターンと相関を遺伝子レベルで解析し、TNF阻害薬(TNFi)がこれらのサイトカインの発現に及ぼす影響を検討した。RA患者24例から手術時に採取した滑膜を用い、IL-17, IFN-γ, TNF-αに対する定量的PCRを行った。 サイトカインの発現パターンからIFN-γ+TNF-α優位型、IL-17優位型、その他、の3群に分けられた。TNF-αはIFN-γと強い相関を示し、TNF-αとIL-17およびIFN-γとIL-17の間には弱い相関を認めた。なお、TNFiはどのサイトカインの発現量にも影響を及ぼさなかった。
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