研究課題/領域番号 |
04301046
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研究種目 |
総合研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
長澤 和俊 早稲田大学, 文学部, 教授 (60083333)
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研究分担者 |
李 成市 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (30242374)
欠端 実 麗沢大学, 外国語学部, 教授
藤家 れい之助 (藤家 禮之助) 東海大学, 文学部, 教授 (60055738)
福井 重雅 早稲田大学, 文学部, 教授 (30063639)
古賀 登 早稲田大学, 文学部, 教授 (90063304)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
1993年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
1992年度: 7,300千円 (直接経費: 7,300千円)
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キーワード | 国際交流 / 国際交通路 / 魏志倭人伝 / 西洋の衝撃 / 蜀布 / 後漢の豪族 / 蒙古の源流 / 棉布生産 / 日本神話と中国神話 / 蜀布と〓竹杖 / 蒙古源流 / シルクロード / 日本神話と中国思想 / 陸費 / 倭の五王と南朝 / 雲南八二族の文化 / 朱子栄と福建 / 転輸聖王 |
研究概要 |
本年度は2か年にわたる総合研究(A)の最終年度なので、各研究分担者は、昨年末収集した関連史料を整理し、研究論文を取りまとめ、1993年7月と1994年3月に研究分担者全員による研究発表を行ない、発表後大連絡会議を開催し、アジアにおける国際交流と地域文化につき討議した。 それぞれの研究発表のレジメは、現在印刷中で、来る5月中旬に刊行される予定である。それらの研究報告のうち、主なものを取りまとめると、まず長澤和俊は東アジア諸国間における主要な国際交通路を再検討した。また福井重雅は陳寿の生涯とその地域性から『魏志』倭人伝の一側面を明らかにした。細野浩二は「西洋の衝撃」をめぐる日本と中国の対応を考察した。欠端実は雲南ハニ族の文化と、日本の古代文化とを比較検討した。石見清裕は唐代東アジアの国際交流を検討し、内附民の上奏方式を明らかにした。工藤三男は張寒が火廈び見た蜀布と竹杖の実態を究明した。岡安勇は『後漢書』耿京伝の分析から、後漢における豪族の勢力形成過程を検討した。モンゴル関係では、柳沢明が満文档案からソロン八旗の移任の実態を明らかにした。岡洋樹は殿版「蒙古源流」成立の事情を档案資料から検討した。荒川正晴はトルファンの棉布生産とその流通を明らかにした。熊谷滋三は後漢中期の異民族攻策について考察した。これらの諸研究により、アジアにおける国際交流と地域文化が多方面から解明されつつある。
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