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高齢ランナーの呼吸循環機能の加齢変化とその規定因子に関する縦断研究

研究課題

研究課題/領域番号 05680118
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関国立健康・栄養研究所

研究代表者

樋口 満  国立健康・栄養研究所, 健康増進部, 室長 (20192289)

研究分担者 太田 壽城  国立健康栄養研究所, 健康増進部, 部長 (00160507)
吉武 裕  国立健康栄養研究所, 健康増進部, 室長 (00136334)
研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1993年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードマスターズランナー / 加齢 / 最大酸素摂取量 / 心拍数 / 酸素脈
研究概要

中高年マスターズランナーの呼吸循環機能に関するフォローアップスタデイを実施した。対象者は、男性では1回目の検査時に40以上60歳以下の中年(n=12,M>40)、60歳以上65歳以下(n=9,M>60)、及び65歳以上の高齢者(n=8,M>65)、女性では35歳以上の閉経前の中年(n=6,F-Pre)と閉経後の中高年者(n=8,F-Post)である。男性ランナーは6.5〜8年、女性ランナーは約5年経過した時点で再検査を行い、Vo2max(ml/kg/min),HRmax(beat/min),02pulse(ml/kg/beat)の加齢変化を検討した。男女とも身体的特徴には変化は認められなかった。
男性ランナーにおいては、トレーニング距離の変化は、M>40:55±35→46±28km/wk,M>60:47±23→38±27km/wk,M>65:47±17→40±12km/wkであった。Vo2maxの変化はM>40:53.9±7.3→49.5±4.8(DELTAVo2max:0.58±0.52ml/kg/min/yr),M>60:50.2±4.5→43.8±4.5ml/kg/min(DELTAVo2max:0.96±0.56),M>65:46.5±3.9→42.0±4.2ml/kg/min(DELTAVo2max:0.78±0.40)であった。心拍数の変化はM>40:180±9→174±12bpm,M>60:169±8→167±6bpm,M>65:171±12→167±11bpmであった。02pulseの変化はM>40:0.30±0.04→0.29±0.03,M>60:0.30±0.03→0.26±0.03,M>65:0.27±0.03→0.25±0.03であった。
女性ランナーにおいては、トレーニング距離の変化はF-Pre:59±23→46±33km/wk,F-Post:44±25→33±21km/wkであった。Vo2maxはF-Pre:48.1±5.7→47.8±5.8,F-Post:40.8±5.6→39.2±5.1であり、ほとんど変化していなかった。心拍数の変化はF-Pre:178±10→172±8,F-Post:171±6→170±5であった。02pulseの変化はF-Pre:0.27±0.04→0.28±0.03,F-Post:0.24±0.03→0.23±0.03であった。
本研究結果は、加齢に伴う呼吸循環機能の低下は中年期においては少ないが、60歳以上の高齢者では顕著であることを示唆している。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 樋口,満: "女性マスターズランナーの最大酸素摂取量の加齢変化に関するフォローアップスタディ" 日本運動生理学雑誌. 1. 59 (1994)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Higuchi,M.: "Age-related decline of aerobic capacity in aged runners"

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書
  • [文献書誌] Physical Activity,Aging and Sports(印刷中). III.

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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