• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

低酸素及び高炭酸ガス刺激による胃運動の反応とその神経性調節機序の研究

研究課題

研究課題/領域番号 05770054
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境生理学(含体力医学・栄養生理学)
研究機関(財)東京都老人総合研究所

研究代表者

木村 敦子  (財)東京都老人総合研究所, 自律神経部門, 助手 (60214863)

研究期間 (年度) 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1993年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード胃運動 / 交感神経胃枝 / 迷走神経胃枝 / 低酸素刺激 / 高炭酸ガス刺激 / 化学受容器 / ラット
研究概要

麻酔ラットを用いて、低酵素および高炭酸ガス刺激が胃運動に及ぼす効果とその神経性調節機序を検討した。
呼気中酸素濃度が6%となる低酸素刺激により、胃運動は抑制された。胃に分布する交感神経の遠心性活動を記録すると、低酸素刺激により活動が亢進した。胃に分布する交感神経の切断により低酸素刺激による胃運動抑制反応は減弱した。胃に分布する迷走神経活動は低酸素刺激により活動が亢進したが、迷走神経切断により低酸素刺激による胃運動抑制反応は影響を受けなかった。頚動脈洞の化学受容器からの求心性神経を切断すると、低酸素刺激による胃運動抑制反応は減弱した。以上の結果より、低酸素刺激による胃運動抑制反応は、頚動脈洞の化学受容器から交感神経を介する反射性反応であることが明らかになった。
一方、呼気中炭酸ガス濃度が10%となる高炭酸ガス刺激により胃運動は抑制された。この際胃に分布する交感神経活動は亢進したが、交感神経切断により高炭酸ガス刺激により胃の抑制反応は影響を受けなかった。従って、高炭酸ガス刺激による胃運動抑制反応は高炭酸ガス刺激が胃に直接作用したためと考えられた。

報告書

(1件)
  • 1993 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] A.Kimura: "Role of the central and arterial chemoreceptors in the response of gastric tone and motility to hypoxia,hypercapnia and hypocapnia in rats." Journal of Autonomic Nervous System. 45. 77-85 (1993)

    • 関連する報告書
      1993 実績報告書

URL: 

公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi