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水中翼付高速双胴艇の波浪応答と振動に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 06555300
研究種目

試験研究(B)

配分区分補助金
研究分野 船舶工学
研究機関広島大学

研究代表者

信川 寿  広島大学, 工学部, 教授 (60034344)

研究分担者 肥後 靖  広島大学, 工学部, 助教授 (20156582)
高木 幹男 (高木 幹雄)  広島大学, 工学部, 教授 (00038556)
斎藤 公男 (斉藤 公男)  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (50029279)
北村 充  広島大学, 工学部, 助教授 (40195293)
研究期間 (年度) 1994 – 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
1995年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1994年度: 9,500千円 (直接経費: 9,500千円)
キーワード高速双胴艇 / 水中翼カタマラン / 波浪応答 / 分割構造艇 / キャビンの運動 / 水中翼 / 水中翼付高速双胴艇 / ばねとゴムの複合構造支柱 / 主船体-キャビン分離独立型船 / 船体振動
研究概要

船体をカタマランとし,船体構造と独立構造としたキャビンの前後に水中翼を取り付けて,キャビンと船体とを柔らかいばねとゴムの複合構造支柱4本で結合した高速艇の波浪応答特性について実験的ならびに理論的研究を行った.
この研究により,高速走行中はキャビンの前後の水中翼の揚力でキャビンの重量を支え,主船体の波浪による縦運動変位をキャビンに伝達しないために柔らかいばねでキャビンを支持することによりキャビンの縦運動を小さくすることができることが分かった.
本高速艇は船尾に高速回転の主機を搭載しており,その起振力による振動をキャビンに直接伝達しないで,柔らかい複合ばね支柱で高い振動数の起振力をカットする効果について研究した.実験は(財)シップアンドオーシャンの補助事業で建造された概念設計船の1/2縮尺の実験艇(船の長さ7m)を仕様して,実海域実験を行った.これに搭載設置する複合支柱(つる巻ばね1.5tonf/mにゴムを巻き付け,減衰効果を大きくするとともに,つる巻きばねの横方向の変形をゴムにより防止する)を試作して,実海域実験を行った.この結果,主機の回転数と同じ振動数の振動が主船体に激しく生じているが,キャビンには全く生じていないことが分かった.これは数値シミュレーションによっても確認することができた.
したがって,今後この方式の高速艇の設計のための複合支柱の剛性の最適値の設定,水中翼の設計などに有用な資料が得られた.また,このような高速艇のコンセプトの妥当性を明らかにすることができた.

報告書

(3件)
  • 1995 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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