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アルツハイマー病患者剖検脳におけるグルタミン酸トランスポーターmRNAの変化

研究課題

研究課題/領域番号 06770450
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 神経内科学
研究機関広島大学

研究代表者

川上 秀史  広島大学, 医学部, 助手 (70253060)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードグルタミン酸 / 輸送蛋白 / 神経細胞死 / アルツハイマー病
研究概要

3種のグルタミン酸トランスポーターのうち、我々がクローニングしたh-GluT1以外のヒトグルタミン酸トランスポーターGLT-1,EACC1を、PCR法を用いてクローニングした。それら3種のcDNAをプローブとして用いて、正常ヒト組織における分布を検討した。その結果、GLT-1はほとんど脳に限局した分布を示したが、GluT1は脳以外にも筋肉、胎盤など様々な組織に発現していたが脳での発現量が一番多かった。EACC1は、脳にも発現していたが、脳以外の組織に発現量が多かった。脳内での分布は、各々で、異なっていた。
遺伝性アルツハイマー病の家系との関連を調べるため、ヒトGluT1の染色体上の位置を決定した。FISH法により、第5染色体p13に同定された。この領域に関連したアルツハイマー病の家系はなく、GluT1との関連は、証明できなかった。5番短腕の欠損のよるモノソミ-は、猫啼症候群を引き起こすが、この症候群に必須の領域の欠損部位には、含まれていなかった。
さらにh-GluT1をcos細胞に発現させその薬理学的検討を行った。グルタミン酸レセプターのアゴニストである2-(carboxycyclopropyl)glycine(CCG)の各異性体のグルタミン酸トランスポーターのグルタミン酸取り込み能を検討した。その結果、L-CCG-I,IIは取り込み能に影響を与えなかったが、L-CCGIII,IVは10mMで強い取り込み抑制を示した。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hiroshi Yamashita: "Inhibition by folded isomers of L-2-(carboxycyclopropyl) glycine of glutamate uptake" European Journal of Pharmacology. (in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書
  • [文献書誌] Setsuo Takai: "Localization of the gene (SLC1A3) encoding human glutamate transporter (GluT-1) to 5p13 by fluorescence in situ hybride ation" Cytogenetics and Cell Genetics. (in press).

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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