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急性前骨髄球性白血病の15;17転座における染色体転座形成分子機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号 06770561
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 小児科学
研究機関広島大学

研究代表者

田代 聡  広島大学, 医学部・附属病院, 助手 (20243610)

研究期間 (年度) 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1994年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードAPL / 15;17転座 / ERR
研究概要

本研究では、我々が新たに見いだした急性前骨髄球性白血病に特異的に認められる15;17転座の17番染色体側切断点集中領域ERR(レチノイン酸受容体α遺伝子内)を用いたin vitro transfection法によるERRのDNA再構成活性の検討を行った。その結果、NIH3T3細胞ではERRが他の領域と比較してDNA再構成活性が高いことがあきらかとなった。また、DNA再構成部位が48塩基対のERR領域内のさらに20塩基対内に収束することも明らかとなった。次いでERRを用いたゲルシフト法によるERR特異的結合蛋白質の検討を行ったところ、in vitro transfection法に用いたNIH3T3細胞にはERR特異的結合蛋白質が存在することが明らかとなった。また、この蛋白質はNIH3T3細胞では増殖期より増殖停止期においてより多く発現されていることも明らかとした。NIH3T3細胞以外にヒト白血病細胞株においてERR特異的結合蛋白質の有無を検討したところ、急性リンパ性白血病由来細胞株の一部において同蛋白質の存在が確認された。また、マウスの脳、胸腺、脾臓、肝臓、精巣各組織での検討では、脳組織におけるERR特異的結合蛋白質の存在が確認された。これらのERR特異的結合蛋白質は電気泳動パターンより複数存在することが示唆され、現在種々の細胞株を用いて更に詳細な検討を行っている。また同時にERRのDNA結合蛋白質との結合に必須な部位をメチレーション阻害法を用いて検討している。

報告書

(1件)
  • 1994 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Satoshi Tashiro: "Identification of illegitimate recombination hot spot of the retinoic acid receptor alpha gene involved in 15;17 chromosomal translocation of APL.," Oncogene. 9. 1939-1945 (1994)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1994-04-01   更新日: 2016-04-21  

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