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インターフェロン誘導性RB・結合タンパク質のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 07772172
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物系薬学
研究機関広島大学

研究代表者

田原 栄俊  広島大学, 医学部, 助手 (00271065)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードインターフェロン / RB / 細胞増殖
研究概要

様々なヒト線維芽細胞を用いてインターフェロンによる細胞増殖の抑制時におけるRBのリン酸化および共沈タンパク質を免疫沈降法を用いて検討した。その結果、多くの線維芽細胞でRBのリン酸化が起こっているにも関わらず細胞増殖の抑制が観察された。これは、線維芽細胞においてインターフェロンによる細胞増殖抑制機構は、RBを介さない経路で起こっていることを示唆させる結果であった。さらに、インターフェロン処理した様々な線維芽細胞では約80KDa付近にRB抗体で免疫沈降されてくるタンパク質が検出された。つまり、80KDaのタンパク質が多くの細胞でインターフェロン処理によって誘導され、細胞増殖の抑制に関与している可能性が考えられた。この時、IFNβで処理した細胞ではDNA合成が抑制されていることも同時に確認している。これらの結果から、当研究の目的とするインターフェロン誘導性80KDaのタンパク質は様々な細胞で検出されたことから重要である可能性を確認できた。Two hybrid systemを用いてRBタンパク質と結合するタンパク質をクローニングするためRB融合タンパク質をDNA組換え法により作製した。スクリーニングに必要なインターフェロン処理TIG-3細胞由来のcDNA libraryをリンカープライマー法によって作製した。これらを用いRBと結合するタンパク質をスクリーニングしており、いくつかその候補が得られているがin vitroでのタンパク質相互作用の確認までには至っていない。今後、これらのクローンについて詳細に検討する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hidetoshi Tahara: "Increase in expression levels of interferon-inducible genes in senescent human diploid fibroblasts and in SV40-transformed human fibroblasts with extended lifespan" Oncogene. 11. 1125-1132 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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