• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

演繹オブジェクト指向データベースのための記憶効率のよいデータ構造

研究課題

研究課題/領域番号 07780280
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計算機科学
研究機関九州大学

研究代表者

岩井原 瑞穂  九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (40253538)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード演繹データベース / 質問処理 / 二次決定グラフ / オブジェクト指向データベース / データ構造 / 主記憶データベース / 結合処理 / 索引構造
研究概要

本研究は、演繹オブジェクト指向データベース(Deductive Object-Oriented Databases;DOOD)のための記憶効率の良いデータ構造の開発を目的としている。
そのために、論理構造CADの分野で注目されている二分決定グラフ(Binary Decision Diagram;BDD)に着目し、これを関係の記憶構造として用いることを検討した。この方法では関係を論理関数に符号化し、BDDとして実現するところに考慮すべき課題がある。さらにBDDに基づく符号化法では、理論的に超えられない表現サイズの限界がこれまでの研究で分っている。この限界を克服するために、データベース向きの新たなデータ構造として、Patrica BDDを提案した。またこれまでに提案しているBDDに基づく符号化法についても、実装して評価を行なった。
(1)Patricia BDDの定義および理論的解析:BDDに代るDOODのための記憶効率のよいデータベース構造としてPAtricia BDDを定義し、その最悪記憶サイズを解析した。
(2)効率の解析:対数/線形符号化を用いたBDD、およびPatricia BDDの記憶効率および演算効率を、主記憶型データベースにおいて、種々のパラメータにおける演算効率・記憶効率を評価し、これらBDD型のデータ構造が有効となる状況を明らかにした。
(3)二次記憶に対応したシステム:線形符号化に基づくBDDについては、二次記憶格納方式を考案し、その処理系を実装した。そして演繹データベース質問処理について評価を行なった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 井上裕策、岩井原瑞穂: "“関係の非明示的表現と演繹データベース質問処理への応用"" 九州大学大学院総合理工学研究科報告. Vol.17,No.3. 381-388 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] M.Iwaihara,M.Nomura,et al.,: ""Program Slicing on VHDL Descriptions and Its Applications"" Proc.3rd Asian Pacific Conf.Hardware Description Languages. 132-139 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi