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平安・鎌倉時代における日本漢音の歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 08710285
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 国語学
研究機関広島大学

研究代表者

佐々木 勇  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (50215711)

研究期間 (年度) 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード日本漢字音 / 漢音 / 漢語 / 声調 / アクセント
研究概要

本研究の目的は、平安・鎌倉時代の日本漢音の実態を歴史的に整理することであった。この目的の達成のために、次のことをおこなった。
1.本研究の対象となる資料を、現在公刊されている目録類によって確認した。
2.複製本の形で公刊されているものを購入した。また、写真撮影の許可が得られた資料の写真を購入した。
3.原本の閲覧が許される図書館・文庫・寺社等に原本閲覧調査に出向いた。
4.その結果得られた加点例を、中国音韻の体系に基づき韻別・漢字別に整理した。
5.その際、どの様なコンテキストの中でその音で読まれていたのかを知り得るようにした。
平安・鎌倉時代の漢音資料は多種・多数であり、一年の研究でその総てを記述しきれるものではない。本年度は、訓点資料の漢字音の調査・整理を試みた。資料の整理にはコンピュータを利用した。その整理に際して、当該音がどの様な文脈で使用されているかという観点を導入した。この点が従来の研究で最も欠けていたところであった。
本年度発表した研究結果は、資料の調査・整理の結果の一部である。本年度の研究を通して、以下の点が明らかになった。
1.同一時期の日本漢音とはいっても、その様相はさまざまである。
2.日本漢音は、日本に伝来以来、日本独自の変化をした。
3.日本漢音の整理にあたって、どの様なコンテキストの中での音であるのかを考慮に入れることが重要である。
具体例・詳細は「11.研究発表」に記した論文のなかで述べた。

報告書

(1件)
  • 1996 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐々木勇: "親鸞筆『教行信証』の漢音-出現箇所と加点理由-" 広島大学学校教育学部紀要第二部. 第19巻. 1-8 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 佐々木勇: "『蒙求』における日本漢音声調の伝承と衰退" 訓点語と訓点資料. 第99輯. (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1996-04-01   更新日: 2016-04-21  

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