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高発癌遺伝病ナイミ-ヘン染色体不安定症候群の原因遺伝子の単離

研究課題

研究課題/領域番号 09253239
研究種目

重点領域研究

配分区分補助金
研究機関広島大学

研究代表者

松浦 伸也  広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (90274133)

研究分担者 田内 広  広島大学, 原爆放射能医学研究所, 助手 (70216597)
小松 賢志  広島大学, 原爆放射能医学研究所, 教授 (80124577)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード連鎖解析候群 / 微小核移入法 / スフェロプラスト融合法 / 創始者ハプロタイプ / YACコンティグ
研究概要

連鎖解析および機能的試験を用いて、高発癌遺伝病ナイミ-ヘン染色体不安定症候群NBSの原因遺伝子を8q21の一つのYACクローンに同定した。
1.種々に欠失したヒト8番染色体をもつマウス融合細胞を作成し、これをドナーにNBS細胞の相補正試験を行った。D8S273からD8S556までの23cMの領域が放射線感受性を相補した。
2.ホモ接合体マッピングで、候補領域をD8S273からD8S1822までの7cMの領域に限局した。また、NBS4家系と6例のハプロタイプを分析し、D8S271からD8S270までの1cMの領域にNBS創始者ハプロタイプを同定した。特にD8S1811に強い連鎖不平衡を確認した。
3.D8S271からD8S270までの領域をカバーする約4MbのYACコンティグを作成した。
4.D8S1811をもつ約1.5MbのYACクローンをスフェロプラスト融合法でNBS細胞に導入した。得られたクローンは放射性抵抗性に変化することが判明し、NBS原因遺伝子を一つのYACクローンに最小化した。このYACクローンには染色体安定化機構に重要な遺伝子が存在することが強く示唆された。現在、このYACクローンのBACコンティグ化を進めており、BACを用いた相補性試験およびその領域の構造解析をおこなうことで、遺伝子同定をめざす予定である。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Matsuura,S.: "Genetic mapping using microcell-mediated chromosome transfer suggests a locus for Nijmegen Breakage Syndrome at chromosome 8q21-24." Am.J.Hum.Genet.60. 1487-1494 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Matsuura,K.: "高発癌遺伝病-ナイミ-ヘン染色体不安定症候群" 医学のあゆみ. 180. 760-761 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Matsuura,K.: "Rdiation induction of p53 in cells from Nijmegen breakage syndrome is efective but not similar to ataxia-telangiectasia." Biochem.Biophys.Res.Commun.242. 602-607 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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