研究課題/領域番号 |
09558014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
生田 孝至 新潟大学, 教育人間科学部, 教授 (20018823)
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研究分担者 |
藤岡 完治 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (90030048)
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
水越 敏行 関西大学, 総合情報学部, 教授 (20019409)
黒田 卓 富山大学, 教育学部, 助教授 (80262468)
松井 仁 新潟大学, 教育人間科学部, 助教授 (20251423)
浅田 匡 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (00184143)
沢本 和子 山梨大学, 教育学部, 教授 (50226081)
永野 和男 静岡大学, 情報学部, 教授 (60107224)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 4,800千円 (直接経費: 4,800千円)
1997年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
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キーワード | マルチメディア / 教師の認知 / 教授スキル / 教師教育 / VOPシステム / 授業実践 / 教育臨床 / DVD / 授業認知 / 授業技術 / 教育実践力 |
研究概要 |
本研究の目的は、教育臨床的知見を組み入れたマルチメディア教材を開発することである。教師の授業実践力を育成するには、授業事象の認知とそれに基づく授業技術の適応が、授業者自身の中で、反省的になされることが最も重要であるとされている。そこで本研究では、授業設計の段階で、学生が授業に関わる多様な情報を自由にアクセスすると共に、自分の授業設計書を反省的に振り返り、書き直し、再設計できる、マルチメディアシステムの開発を目指した。本システムは基本的に次のモジュールから成り立っている。 ・ホームページは学生の利用に供するようにhtmlで書いてある。ホームページは、テキストブック、指導計画書(目標、単元、教材、授業の流れ、授業プロトコル、MPEGによる授業映像) ・コモンゲートインターフェース:データへのリンク情報を記録する。 ・リクエストブラウズCGI:データへのリクエストを、視覚的に表示し、チャートで示す。 小学校の国語教材を主にシステムを構成し実施した結果、(1)学生は反省的に指導案を作成した。教育実習経験の程度に応じて、反省的に使用する情報の違いが見られた。つまり、教育実習経験の浅い学生は主として授業計画書のテクストデーターに依存し、経験の豊かな学生は、テキスト情報と共に、実習の動画情報を総合的に活用して反省的思考をすることが分かった。(2)その過程は、学生の情報要求を視覚化することができた。(3)学生は、生徒の興味関心よりも教材理解に関する情報を要求することが分かった。(4)テキストと視覚情報を関連させたチャート図は、ハイパーテキストの最適化に有効であることが判明した。
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