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抗菌性義歯床材料の口腔粘膜組織への影響に関する細胞生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09771688
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 補綴理工系歯学
研究機関広島大学

研究代表者

阿部 泰彦  広島大学, 歯学部, 助手 (00253097)

研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード抗菌性 / 銀ゼオライト / 義歯床用材料 / ティシュコンディショナー / 口腔粘膜組織 / 細胞生物学 / 細胞毒性 / ティッシュコンディショナ- / 口腔粘膜
研究概要

細菌による易汚染性および易劣化性が深刻な問題となっている義歯床用材料の1つであるティッシュコンディショナーの改善を目指して,持続的抗菌性を有し,生体安全性が確認されている抗菌性セラミックス,銀ゼオライト(AJ10N,品川燃料社製)をティッシュコンディショナーに応用し,その抗菌効果および動的粘弾性特性の変化について明らかにしてきた。しかしながら,銀ゼオライトを添加したティッシュコンディショナーが口腔組織に及ぼす影響は明らかでない。そこで本研究では,in vitroにおけるティッシュコンディショナーの細胞毒性について検討した。
銀ゼオライトを5種類の市販ティッシュコンディショナーに対して0,2,5wt%それぞれ添加した後,ヒト線維芽細胞をコラーゲン内に三次元的に封入した組織モデル上に暴露し,MTT法により細胞生存率を算出して細胞毒性を評価した。その結果,GC Soft-LinerとSR-Ivosealは,銀ゼオライト添加量の増加により細胞毒性が強くなったのに対して,松風ティッシュコンディショナーは,銀ゼオライト添加の影響を受けず,添加量0%の場合においても他のティッシュコンディショナーと比較して細胞生存率が高く,細胞毒性は最も弱かった。
以上の結果より,銀ゼオライトを添加したティッシュコンディショナーの細胞毒性は各ティッシュコンディショナーと銀ゼオライト添加量によりそれぞれ異なることが明らかとなり,同ティッシュコンディショナーの口腔粘膜組織に対する影響に関する有益な知見を得ることができた。

報告書

(2件)
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ueshige M. et al.: "Dynamic viscoelastic properties of antimicrobial tissue conditioners containing silver-zeolite" Journal of Dnetistry. in press. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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