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4次元空間内曲面の変形と3次元射影

研究課題

研究課題/領域番号 09874020
研究種目

萌芽的研究

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関広島大学

研究代表者

松本 尭生  広島大学, 理学部, 教授 (50025467)

研究分担者 寺垣内 政一  広島大学, 学校教育学部, 助教授 (80236984)
佐伯 修  広島大学, 理学部, 助教授 (30201510)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード2次元結び目 / セルフ図形 / 一般写像 / 2重点 / 分岐点
研究概要

本研究の前段階である次の命題の証明を2種類以上つけることができた。:4次元結び目の補空間の基本群が無限巡回群の場合には、カスプから始まって終わる2重点の発生と消滅のみを許して、自明な結び目に変形できる。
次に、この変形を詳しく研究するために、4次元空間内の曲面の変形を、3次元に射影をして表示する方法を開発した。
本研究の目的のためには、3次元空間内の一般曲面の変形を局所的に詳しく調べることが重要であり、これに関してはカーター・斉藤の研究がある。交付申請書にも書いたとおり、その内容と証明は再検討する必要があり、佐伯助教授および鹿児島大学の大木助手に特異点理論からの考察と協力をお願いしている。
彼らの主張を用いると、さらに一方向に射影することによって、セルフ図形をつくり、2重点の高さとセルフ図形が出来るだけ交わらないように大域的な変形ができる条件を決定することができる。この部分についての明確な記述が待たれている。
また、3次元空間内の一般的な曲面にどんなものがあるかについて、簡単なものから分類していくという立場も有効である。3次元空間内の一般的な曲面、つまり2重曲線だけでなく、3重点と分岐点を許した曲面の構造を明らかにするため、3重点が数が3つまでの一般曲面の分類を大学院生松本泰史君の協力を得て行なった。
佐伯は特異点理論により3次元空間内の一般的な曲面の変形を局所的に調べる部分を担当したが調査中であり、一般写像の2重点の集合とその像の研究を既に発表している。寺垣内は結び目理論を参考に大域的な変形について特別な例で研究することを担当したが、むしろ古典結び目のデーン手術との関係に終始した。

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 松本尭生: "Lusternik-Schnirelmann category and knot ccmplement II" Topology. 34. 177-184 (1995)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 松本尭生: "A gap theorem for Lusternik-Schnirelman π_1-category" Topology and its Applications. (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 佐伯修: "On the self-intersection set and image of a generic map" Math.Scand.80. 5-24 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 佐伯修: "On topological invariance of weights for quasi-homogeneau polynomials" Pitman Research Notes in Mathematics. 381. 207-214 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 寺垣内政一: "Dehn surgery and projective planes" Kobe Journal of Mathematics. 13-2. 203-207 (1996)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 寺垣内政一: "Cyclic surgery on genus one knots" Osaka Journal of Mathematics. 34-1. 145-150 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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