研究課題/領域番号 |
10301024
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
仏語・仏文学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大平 具彦 北海道大学, 言語文化部, 教授 (90117698)
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研究分担者 |
西 成彦 立命館大学, 文学部, 教授 (40172621)
和田 忠彦 東京外国語大学, 外国部学部, 教授 (50158698)
三宅 昭良 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (90200138)
高橋 世織 (高橋 世識) 早稲田大学, 政経学部, 教授 (50163267)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
15,400千円 (直接経費: 15,400千円)
2000年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1998年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
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キーワード | フヴァンギャルド / モダニズム / 越境 / ディアスポラ / 文化アイデンティティー / 多元文化 / 表象 / 権力 / アヴァンギャルド / ディアスポテ / 多文化 / アイデンティティー / 政治 / 身体 |
研究概要 |
1.研究目的の面から (1)当研究のテーマは、20世紀初頭から半ばにかけて、ヨーロッパを中心に全世界的な規模で展開された文学芸術上のアヴァンギャルド諸潮流(モダニズム運動)を、現代における表象文化の視点から捉え直し、今後の時代の来たるべき文化の海図を提示することにあった。 (2)そのために、世界のほぼ全領域をカバーする30名余の研究者をメンバーに立てて包括的、有機的に研究を進め、3年間にわたる研究を通じて、モダニズム運動が生み出されてきたディアスポラ的文化背景の点からも、またそこに内在していたや文化越境や他者認識の点からも、モダニズムの表現形態が、現代の世界的な多元文化状況の基盤そのものを形成していることをトータルに捉えることができた。 (3)その知見と認識を研究図書として刊行するために、平成13年度の研究成果公開促進費に申請した。図書編集にあたっては「越境」をテーマの主軸に立て、書名は『モダニズムの越境』とし、章は、「越境の想像力」、「権力と記憶」、「モダニズムの再検証」、「表象からの越境」の4章から構成され、各メンバーがそれぞれの章で執筆を分担する。この『モダニズムの越境』は人文書院から平成14年2月に刊行の予定である。 2.研究実施計画の面から (1)外部からの講師も迎えた年2回の全体研究会での議論が、研究の深化に極めて有益であった。 (2)会報『21世紀』を5号まで刊行したほか、当研究会のホームページを作り研究活動の対外的発信に努めた。 (3)最終年度に早稲田大学で公開シンポジウムを開催し、多数の参加者を得て対外的にも大きな関心を呼んだ。
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