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橋梁デザインにおける構造形態と視覚的印象の評価手法の体系化

研究課題

研究課題/領域番号 10750367
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 構造工学・地震工学
研究機関日本福祉大学

研究代表者

佐々木 葉  日本福祉大学, 情報社会科学部, 助教授 (00220351)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード鋼アーチ橋 / デザイン / 視距離 / 形態構成 / 橋梁 / 見え / 橋梁デザイン / 景観 / 視覚的印象
研究概要

本研究では中スパンの鋼アーチ橋で、建設年代が比較的古く部材構成が複雑なものと、近年設計された部材構成が単純なものとを対象として、以下の2種類の実験を行った。
(1)橋梁への視距離と視認可能な部材および形態の印象を、現地において被験者に回答してもらう。
(2)対象橋梁の異なる視距離からの写真を画像処理し、背景を消去するとともに画面上での見えの大きさを一定にしたサンプルを用いて、大きさの印象と距離感の印象を被験者に回答してもらう。
以上の実験データを分析した結果、以下の点が明らかとなった。
実験(1)から、全体の印象はおおよそアーチスパン比と関連性があり、アーチスパンの2.5〜3.5倍の視距離で立体的に見え始め、1.5〜2,5倍で部材の構成がわかり始める、それ以下で汚れなどがわかり始めるという傾向が見受けられた。また部材の視認性はアーチスパン比よりも、実距離に関係があり、特に細部の形状や汚れなどが視認可能な距離は約100m程度であった。
実験(2)から、同一橋梁の視距離の判別は、部材構成が複雑な橋梁のほうが単純なものより容易であり、大きさの印象は、背景を消去して橋梁形態だけから判別する場合には部材構成が複雑な橋のほうが大きく見え、単純な橋は実際には規模が大きくても小さく見られる傾向があった。背景がある場合にはほほ正しく大きさの比較がなされた。
以上の結果より、橋梁形態の印象と視距離および形態特性との関係を明らかにすることができた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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