研究課題/領域番号 |
10771012
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
藤本 勝巳 広島大学, 歯学部, 助手 (40294566)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | トランスフェリン / 軟骨 / コンカナバリンA / 分化 |
研究概要 |
コンカナバリンA(ConA)は軟骨分化を強力に促進する。膜結合型トランスフェリン様蛋白(MTf)はConA結合蛋白として軟骨細胞から精製されてきた蛋白で、正常成体組織ではほぼ軟骨に特異的に高発現していることからMTfはConAの軟膏分化促進作用を仲介する蛋白の1つと考えられる。 〔研究結果〕 1.軟骨分化能をもつATDC5細胞にMTfを強制発現させ、軟骨分化に与える影響について解析した。MTfを高発現させた細胞ではマトリックスの合成が増加し、軟骨分化が促進していた。 2.酵母のtwo-hybrid systemを用いて、MTfと相互作用する蛋白質の遺伝子のクローニングを試みた。ヒト軟骨細胞のcDNA library 約2×10^6個から、5個の陽性クローンが得られ、その全ては242アミノ酸からなる同じ蛋白質をコードしていた。この蛋白質は機能的には全く未知であるが、C端附近にC-type lectin domain 様の構造を有していた。
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