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船舶のライフサイクル・モデルの表現に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 10895025
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 船舶工学
研究機関東京大学

研究代表者

野本 敏治  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80011170)

研究分担者 濱田 邦裕  広島大学, 工学部, 助手 (40294540)
榎澤 誠  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40011077)
大塚 守三  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (30010896)
安澤 幸隆  九州大学, 工学部, 助教授 (10191123)
矢島 浩  広島大学, 工学部, 教授 (40263727)
研究期間 (年度) 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワードCAD / CAE / CIM / FEM / ストリップ法 / 解析モデル / 製品モデル / Design by Analysis
研究概要

造船・運航技術の高度情報統合化を実現するためには,海運業や造船企業,関連企業,所轄官庁,舶級協会等の諸機関が,それぞれの責任範囲に応じて情報交換し,船舶という製品の一生に係わる複雑多岐にわたる情報の流れを体系化,標準化することによって船舶のライフサイクルを情報システムとして統合化することが重要であることを議論した。このためには,製品設計と生産,さらに運用・保守・廃棄に至る製品のライフサイクルを考慮に入れ,全体として一貫した製品のライフサイクル・シナリオを明確にする必要があることを確認した。
現実に製品のライフサイクル・シナリオを明確にするためには,製品のライフサイクル設計を製品設計に先行させ,かつ並行して計算機支援による製品の寿命評価・保守計画を進め,全ライフサイクル管理の観点から最適な製品設計を実現することを考える必要がある。例えば,船舶の運航・保守等のコスト低減をも視野にいれた船舶の計面や契約内容の見直し,および設計の充実などが要求される。本研究では,船舶のライフサイクル・モデルの基本モデルを作成し,造船・運航技術の情報統合化システムのプロトタイプ・システムを構築するための基盤システムを構築した。このシステムにおいては,特に溶接部の強度に着目し,溶接部の経年変化による強度低下を表現することができ,さらに,その強度低下が船体構造に及ぼす影響を把握することを可能とした。本研究では,ライフサイクル・シナリオを具体的なシナリオとするために構造物の腐食による崩壊のシナリオを提案した。このシナリオを解析的に実証するためにシステムを実装し,シナリオ自体の評価と,船舶のライフサイクル・モデルの具体化に関して検討した。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 青山和浩 他: "腐食を考慮した溶接バネモデルに関する研究" 日本造船学会論文集. 184. 385-395 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Kazuhiro Aoyama and Toshiharu Nomoto: "Life-Cycle Simulation Model for Large Scale Welded Structure" EcoDesign'99 : First Int.Symposium. on Environmental Conscious Design and Inverse Manufacturing. 790-795 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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