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摂動論的QCDに基づくB中間子稀崩壊及びB→VV崩壊の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12014211
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関広島大学

研究代表者

両角 卓也  広島大学, 大学院・理学研究科, 講師 (20253049)

研究期間 (年度) 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードB中間子稀崩壊 / 摂動的QCD
研究概要

1.B中間子のRadiative崩壊の研究をPerturvative QCDの方法を用いて研究している。特にB-D^*gammaやB-K^*llの崩壊に着目してその崩壊巾と崩壊分布および前後方対称性を計算している。我々が新たに計算しているのはHardパートと呼ばれる摂動論で計算出来る部分でこれにSudakovファクターと呼ばれる部分と波動関数をかけることによって最終的な崩壊率等が計算できる。
2.シーソー模型のCPの破れの位相の数を計算しそれが6個であることを示した。さらにこれらの位相と観測量の関係を明らかにした。
3.B中間子崩壊で出てくるエネルギーの高い軽い中間子のハドロンの波動関数を求める動機で2次元QCDのクオーク反クオークの束縛状態の方程式(t'Hooft方程式)を補助場の方法で経路積分を使って導いた。
論文Azimuthal angle distribution in B→K^*(Kpi)ll...では,B→K^*gammaに寄与しうる2つの相互作用(右巻き,左巻きのK^*をそれぞれ生成する振幅)の相対的な大きさを決める方法を提案した。これはB→K^*gammaの崩壊幅では判定できないので左右対称模型などの効果を標準模型と区別する新たな方法である.具体的にはB→K^*(Kpi)ll...のdileptonの低エネルギー領域でのKpi崩壊面ll崩壊面のなす角に対する角度分布がK^*の偏極の仕方(右巻き,左巻き)に依存しており,標準模型ではこの分布は角度に依存しないが,右巻き,左巻きが同程度に生成する模型では大きな角度分布が現れることがわかった。この大きな角度分布を標準模型のそれと区別するには10^<10>個のB中間子が必要になる。

報告書

(1件)
  • 2000 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Harada: "PENGUIN DIAGRAMS IN THE DELTA I=1/2 RULE AND EPSILON-PRIME EPSILON WITH SIGMA MODELS."Phys.Rev.D. 62. 014002 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] C.S.Kim: "AZIMUTHAL ANGLE DISTRIBUTION IN B → K^*(→K PI) LEPTON+LEPTON-AT LOW INVARIANT M(LEPTON+LEPTON-) REGION."Phys.Rev.D. 62. 034013 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] J.HASHIDA: "NEUTRINO MIXING IN SEESAW MODEL"Proe.Theor.Phys.. 101. 379-391 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 2000-04-01   更新日: 2016-04-21  

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