研究課題/領域番号 |
12680718
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
安部 眞一 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (90109637)
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研究分担者 |
山本 卓 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (90244102)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2001年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2000年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 減数分裂開始 / 精原細胞 / アポトーシス / BMP-2,-4 / SCF / c-kit / イモリ / 精子形成 / FSH / プロラクチン / BMP-2 / -4 / BMP受容体 |
研究概要 |
精子分化過程には、減数分裂開始機構という未解決の問題がある.我々は、精原細胞の第7世代に減数分裂に入るかどうかのチェックポイントがあり、減数分裂に入らなかった場合はアポトーシスを起こすと考えられることを提案した.セルトリ細胞から分泌される減数分裂開始因子の候補は、IGF(insulin-like growth factor)-I、SCF(stem cell factor), activin, BMP(bone morphogenetic protein)であると考えられた。そこで、BMPとSCFのcDNAを単離して発現を解析し、また器官培養や精原細胞のみの培養に加えて、減数分裂開始への影響を調べることを目的とした. 1)ヒトBMP-2,-4をイモリ精巣器官培養に加えると、プロラクチン同様に精原細胞(第7世代)にアポトーシスを起こす。この効果はFSHやIGFによってレスキューされたが、SCFによってロレスキューされなかった。 2)イモリBMP-2のcDNA,を単離し、そのmRNAの発現ステージを調べたところ、精原細胞ステージの体細胞分画に強く発現していた。精単からBMP受容体のcDNAのクローニングを行った。BMP1型および2型受容体とも精原細胞期、精母細胞期および丸い精細胞期のすべてのステージで発現がみられ発現量にほとんど差はみられなかった。 3)ヒトSCFを精巣の器官培養に加えると、精原細胞の増殖が促進され、精原細胞は第7世代まで進行したが・第一精母細胞へは分化せず、アポトーシスを起こした.この結果は、SCFが精原細胞の増殖を促進するが、減数分裂を開始させる因子ではないことを示唆する. 4)イモリSCFとc-kit受容体のcDNAを単離し、mRNAの発現を調べたところ、SCFはほぼ全てのステージにおいて発現が見られたが、c-kitは精原細胞と精母細胞ステージに高い発現が見られた。
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