研究課題/領域番号 |
13770411
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
小林 博司 慈恵医大, 医学部, 助手 (90266619)
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研究期間 (年度) |
2001 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2002年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2001年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | バキュロウイルスシステム / シュードタイプ / Sly病 / 神経系初代培養細胞 / 遺伝子治療 |
研究概要 |
Sly病の遺伝子治療目的でバキュロウイルスシステムを用いて肝細胞株、ラット神経系初代培養細胞、およびマウス脳内直接投与により検討した。方法としてはまずSly病の欠損酵素であるhuman β-glucuronidase発現遺伝子(HBG)を挿入した組替えバキュロウイルスを2種類(CAG promoterおよびpseudotype)作成しヒト肝癌細胞株であるHepG2に遺伝子導入し発現を検討。更にLacZを組み込んだ組替えウイルスをラット神経系初代培養細胞に3日間感染させた後β-gal,GFAPの二重染色を施行しDouble positive cellを検討することによりastrocyte,oligodendrocyteへの導入を検討した。同様に作成した組替えバキュロウイルスを正常およびSly病モデルマウスに定位脳手術装置を用いて直接脳内注射しin vivoにおける遺伝子導入を検討した。 結果はCAG promoterの発現ベクターではHep G2においてmockの5.4倍から34.0倍のHBG活性が得られ、pseudotypeでも7.0倍から8.3倍の活性が得られた。ラット神経細胞への導入(in vitro)ではCAG promoterで4.7%のastrocyteにlacZの導入が可能であり、pseudotypeを用いる事によってastrocyte 10.4%、更にoligodendrocyte35.6%に導入が見られ、飛躍的な導入効率の上昇が見られている。またpseudotype virusではマウスの脳内直接注射によってもLacZの発現が脳室周囲および実質内に確認されている。ただLacZの代わりにHBGに組替えたウイルスでSly病モデルマウスに直接脳内投与した実験ではin vivoで十分な発現が活性染色で確認できず、更に検討中である。
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