研究分担者 |
水町 伊佐男 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50056199)
町 博光 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10116668)
中條 和光 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (90197632)
松見 法男 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (40263652)
酒井 弘 広島大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50274030)
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研究概要 |
(1)「新日本語教員養成カリキュラムへの各大学の対応度に関する調査」を実施し、調査結果を報告書(広島大学大学院教育学研究科リサーチオフィス研究成果報告書)ならびに学術論文(日本教科教育学会誌)にまとめた。調査結果から,新ガイドラインに対する対応度によって教員養成大学を持っている大学は4つのグループに分けられることが判明したため、それに基づいて,新ガイドラインを根本的に見直し,改訂版を作成した。(2)日本語教師養成を目的とした18種類のVOD (Video on Demand)教材『日本語教育学への招待』を受講学生に授業中及び課外で視聴させ,その教育効果・学習者の学習意欲・教材評価に与える影響を測定した。同教材の参考文献ページの追加・改訂を行うとともに,日本語教育系コース選択必修科目「言語心理学」(学部3年生対象)のエッセンスを「言語心理学1〜3」としてまとめ,その講義を新たにスタジオで収録し,講義内容となる講師と講義資料の両映像をストリーミング配信により公開した。(3)日本語学習者用のCALL (Computer Assisted Language Learning:コンピュータ支援による言語学習)教材『聴解:日本の生活「私の年中行事」』を作成・公開した。(4)VOD教材の改善をめざして,画面構成の最適化のための基礎資料を得る目的で実験を行った。実験では,VOD教材「日本語教育学への招待」を用い,動画や静止画による講師画像の呈示が教材に対する学習者の印象形成に与える効果を調べ,ポジティブな態度を形成するうえで効果的な講師画像の呈示方法開発の資料を得た。(5)3年間の研究成果を総括すべく,研究成果報告書(製本版で全131ページ)を作成した。
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