研究課題/領域番号 |
14655182
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研究種目 |
萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
林 良嗣 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (00133091)
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研究分担者 |
加藤 博和 名古屋大学, 環境学研究科, 助教授 (90293646)
佐々木 葉 早稲田大学, 理工学部, 教授 (00220351)
杉原 健一 岐阜経済大学, 経営学部, 教授 (80259267)
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研究期間 (年度) |
2002 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
2002年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 都市ストック化 / 持続可能な都市 / CG / GIS / 街区計画 / 景観評価 |
研究概要 |
1)街区におけるストック化度評価手法の開発とそれを用いた評価:今後の都市計画評価において重要となる、街区ストック形成の程度を評価するための指標として「街区ストック化度」を開発した。これは、街区内の建物群が総体としてどの程度の使用年数で建て替わっていくかを示す指標であり、物理的および機能的要因によって規定される。街区のさまざまな要素がストック化にどのように影響を及ぼすかを定量的に明らかにするとともに、日本及び中国の都市への適用とアンケートによる意識調査によって指標の有効性を示した。 2)街区ストック化実現のための制度検討と定型住宅の提案:街区ストック化度向上のために必要な、都市計画制度や土地関連税制の改善案を整理すると、ともに、その実現可能性を検討した。さらに、街区ストック化に資する定型住宅について、日本に導入可能なタイプを提案した。 3)街区景観評価のための可視化シミュレータ開発:昨年度に続き、街区内の建物形態やファサード等の統一性の指標となる街区の「景観調和性」を評価するための支援システムとして、CGとGIS(地理情報システム)を組み合わせることによって、2次元の地図から3次元的な景観を自動的に可視化する「街区景観可視化シミュレータ」を開発するとともに、これを用いて街区ストック化度向上策の検討を行った。特に今年度は、原図となる電子地図上の建物の境界線にノイズ辺がある場合も、それをフィルタリングして建物を自動的に生成することが可能なシステムの研究・開発を行い、CG表示における適用性と再現性を向上させた。
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