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無脊椎動物由来生体防御タンパク質の分子レベルでの異物認識機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 15019001
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関北海道大学

研究代表者

相沢 智康  北海道大学, 大学院・理学研究科, 助手 (40333596)

研究期間 (年度) 2003
研究課題ステータス 完了 (2003年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2003年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
キーワード感染症 / 細菌 / 蛋白質 / 微生物 / NMR
研究概要

線虫由来の抗菌ペプチドASABF及びABFについて、そのクローニング及びメタノール代謝酵母を宿主として用いた大量発現系の構築を行い、活性、立体構造に関する解析を進めた。その結果、モデル生物として重要性の高いC.elegansにおいて世界で初めて抗菌ペプチドの同定に成功し、NMR法による立体構造解析を進め、インセクトデフェンシンファミリーと類似性の高いものであることを明らかにした。またカブトガニ由来の抗菌ペプチドであるタキサイチンについて、大腸菌を宿主として用い、インクルージョンボディーからのリフォールディングを行うことで、大量発現系の構築に成功し、安定同位体ラベル試料を調整することで、立体構造と活性の関係について詳細な検討を進めた。その結果、タキサイチンのキチン結合能を有する抗真菌活性発現と電荷が重要である推定される抗グラム陰性、抗グラム陽性活性発現では分子内の異なる部位が重要な役割を果たすことを明らかにした。この他、メタノール代謝酵母を用いた大量発現系により生産した、カイコガ由来リゾチームについてその立体構造解析、安定性解析などをすすめ、ニワトリや哺乳類などの一般的なリゾチームには見られない低温活性などの活性を有すること、またその活性と構造の関連性に関して知見を得たほか、鱗翅目昆虫由来の異物排除に関連する血球活性化因子GBPについて変異体を用いて立体構造と活性に関する研究を展開した。

報告書

(1件)
  • 2003 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] N.Fujitani: "Structure determination and conformational change induced by tyrosine phosphorylation of the N-terminal domain of the alpha-chain of pig gastric H^+ /K^+-ATPase."Biochem.Biophys.Res.Commun.. 300. 223-229 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] M.Tada: "Roles of aromatic residues in the structure and biological activity of the small cytokine, growth-blocking peptide (GBP)"J.Biol.Chem.. 278. 10778-10783 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書
  • [文献書誌] K.Sato: "Solution structure of epiregulin and the effect of its C-terminal domain for receptor binding affinity"FEBS Lett.. 553. 232-238 (2003)

    • 関連する報告書
      2003 実績報告書

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公開日: 2003-04-01   更新日: 2018-03-28  

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