研究課題/領域番号 |
15202009
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 神戸松蔭女子学院大学 |
研究代表者 |
郡司 隆男 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 教授 (10158892)
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研究分担者 |
有田 節子 大阪樟蔭女子大学, 学芸学部, 教授 (70263994)
今仁 生美 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (20213233)
田窪 行則 京都大学, 大学院文学研究科, 教授 (10154957)
松井 理直 神戸松蔭女子学院大学, 文学部, 准教授 (00273714)
三藤 博 大阪大学, 大学院言語文化研究科, 准教授 (60181939)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
47,970千円 (直接経費: 36,900千円、間接経費: 11,070千円)
2006年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
2005年度: 12,480千円 (直接経費: 9,600千円、間接経費: 2,880千円)
2004年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
2003年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
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キーワード | 推論 / 日常言語 / 論理形式 / 量化表現 / 条件文 / モーダル表現 / 国際研究者交流 / アメリカ:韓国 |
研究概要 |
本研究では、日本語と、英語などの西欧語、および類型論的に日本語に近い韓国語を対象として、推論の表現形式におけるこれらの言語間の差異と類似性を網羅的に調べ、言語の普遍性と個別性の問題に新たな観点から焦点をあてることを試みた。特に、日本語における形式的側面の解明と並行して、西欧語の文脈依存性という非形式的側面を明らかにし、それぞれの言語において従来手つかずである面を補完することを目ざした。一部に完全な成果を挙げるには至らなかった部分も存在するが、おおむね所期の目的を達することができたと考えられる。 以下、具体的に、主な研究成果をあげる。 1.おおむね平成17年度以降、それまでの研究成果を国際会議などで発表してきた。例えば、田窪、坂原は、2006年度に、東京大学での国際シンポジウム「認知言語学の哲学的基礎」で発表し、また、田窪は、韓国延世大学での国際認知言語学会、Wisconsin大学での日本語・韓国語言語学会などで研究発表をおこなった。 2.おおむね平成18年度以降、今までの研究成果を論文の形をとって発表してきた。例えば、三藤は、イベント意味論の枠組みに基づく日本語の名詞句の意味論について論文を執筆し、平成19年5月に刊行の予定である。また、田窪が、上記、Wisconsin大学で行われた日本語韓国語言語学会議で発表した論文2編(単著1編、海外研究協力者のKaufmannとの共著1編)が平成19年3月に出版された学会プロシーディングに掲載された。 平成19年2月下旬に、分担者のほぼ全員と海外研究協力者などにより淡路夢舞台国際会議場で3日間にわたるワークショップを開催し、研究発表と4年間の研究成果の総括をおこなった。具体的な計画は未定だが、今後も研究上の交流を維持していくことで一致した。
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