研究課題/領域番号 |
15520181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
岩本 和子 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (60203410)
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研究期間 (年度) |
2003 – 2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2005年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2004年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2003年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ベルギー / 芸術文化環境 / 文化政策 / 多言語・多文化 / モネ劇場 / ナショナリズム / 周縁の文化 / フランス語共同体 / 舞台芸術 / 多文化共生 / 言語法 / ブリュッセル |
研究概要 |
ヨーロッパの仏語圏地域研究、特に複合的文化を有するベルギー文化の「中心」「周緑」概念とアイデンティティ確立の問題の考察を課題として、19世紀から現在に至る芸術・文化の諸相の研究を続けている。今回は文学・芸術作品の分析や芸術文化活動の歴史的変遷の研究を踏まえ、また同様の研究対象を20世紀の芸術文化活動にまで広げて進めると同時に、創作活動を支える芸術文化環境、すなわち国家や地域単位での文化政策、企業や民間も含めた公的援助や助成システムの歴史的変遷と現状も調査・研究し、多言語・多文化を擁する連邦国家ベルギーの芸術文化のあり方を多角的な視点から捉えるべく、研究を進めた。具体的には: 1.ベルギーのブリュッセルや各都市、ウィーン、プラハ、ブダペストなどで芸術文化環境に関する現地調査、資料収集を行った。また現地の研究者、芸術文化担当者などと意見交換を行った。 2.ベルギーの言語政策、多文化共生と文化政策、王立モネ劇場の歴史的役割と舞台芸術政策、フランドルの音楽、ベルギー・フランス語共同体の文学などについて、学会での研究発表、レクチャー、コンサート、セミナーを実施し、また論文や共著の形で公表した。 3.以上の成果を踏まえて、論文、インタビュー解説・翻訳紹介をまとめ、報告書を作成した。また以前からの研究と合わせて『周縁の文学-ベルギーのフランス語文学にみるナショナリズムの変遷-』のタイトルで博士論文として提出(審査中)、さらに単著として刊行予定である。
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