研究課題/領域番号 |
15H05188
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 東京女子大学 (2018) 徳島大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
上野 加代子 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (50213377)
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研究分担者 |
大西 美智恵 香川大学, 医学部, 教授 (30223895)
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研究協力者 |
廣瀬 豊邦
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2015年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 国際退職移動 / 地理的取引 / 介護 / 親密性 / タイ / フィリピン / 退職移動 / ロングステイ / 結婚 / グローバル化 / 医療 / 活動理論 / 国内退職移動 / 看取り / 健康維持 / アクションリサーチ / ケア・ドレイン / 社会関係資本 / 医療保険 / ケア / 支援活動 |
研究成果の概要 |
日本からの国際退職移動は今日衰退している。その決定的な理由のひとつは、社会保障制度の国内居住の制約である。現地退職者の自助団体やグループによる介護をめぐるさまざまな実践や試行錯誤も、自国の社会保障の枠内に押し戻す方向で収束している。その一方で、新たに移動する退職者、自らの意思で帰国しない後期高齢の年齢に達している現地居住者がいる。タイとフィリピンに認められる現地のパートナーが引き要因になっている移住群である。本研究は、高齢者への国際退職移動を、「sun and money」という古典的な枠組みだけでなく、後期高齢期に焦点を当て、経済と親密性のグローバルな交渉という側面から議論した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国際退職者移動の内外の研究においては、高齢者の余暇を中心としたアクティブなステージが暗黙裡にされていたが、本研究は海外の居住先で最後まで暮らせるかという局面に焦点を当てた。グローバルな移動の時代に、人々の生活を支える社会保障制度のネイションの骨格ゆえに、移動先での生活が制限される。近年、社会保障のシティズンシップの議論は、国内の外国人(労働者)を組み込んでいるが、本研究は、退職後に日本から国外に出た人たちを含める議論を開始した。
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