研究課題/領域番号 |
15K03175
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
刑事法学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
嶋矢 貴之 神戸大学, 法学研究科, 教授 (80359869)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2015年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 強盗 / 性犯罪 / 恐喝 / 強姦罪 / 旧刑法 |
研究成果の概要 |
本研究は、性犯罪、強盗、恐喝などの手段規定を有する犯罪について、その立法的・解釈論的意義を明らかにしようとするものである。それら意義について、特に歴史研究と比較法研究を通じて、規定の意味の相対性が明らかになった。つまり、法益や他の規定のとの関係により大きく変わりうるということである。性犯罪については、その意味が限界まで低下する一方、強盗については、わが国固有の事情で極めて高い基準が設けられている。以上の点を踏まえて、解釈や立法は行われるべきである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、性犯罪、強盗、恐喝等の暴行脅迫を手段とする犯罪について、それをどのように解釈がなされるべきかという点を、歴史研究と比較法研究による知見を加えつつ、明らかにした点に学術的意義がある。また、日本の現在の立法・判例・解釈論の課題である、裁判員裁判に臨む方針や今後の性犯罪規定の再改正に際しての留意事項の解明を行った点に社会的意義が認められる。
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